幽霊についてたまに考える「ない話」

私、ない話、つまりただの妄想なわけですが、を考えることが好きなんです。

一度は考えたことがありませんか?

「幽霊に素人と玄人がいるのか」

「幽霊に縄張りがあるのか」

「落武者と呼ばれる姿の幽霊はいつまでで続けるのか」

などなど。

 

素人の幽霊に対して玄人の幽霊が先輩として指導することはあるのでしょうか。

 

「あなたねぇ!そんなに急に地面から生えたり壁から地面と平行に目だけ出しても怖くないの。いい?本当に驚かしたいなら、先ずはもっとさりげないところから異変を起こすのよ」

「す、すみません、まだ不慣れでして……」

 

そして新人はメモを取り、復習し、さらにはテキストを開いて予習も怠らず、さらなる活躍を目指していくという。幽霊新人研修。

うーん、こうして世に怖い話が伝わって広がっていくんですね。きっと名物先輩幽霊ともなると、遠くから研修に参加したり予約待ちが半年間あったりするんだろうなぁ。

 

どんな動物にも縄張りがあるように、きっと幽霊さんにも縄張りがあるはずだ。あるったらあるんですよ。ないとは言わせませんよ。まぁこれ、ない話っていう前提はあるんですけど。そんなことは今はどうでもいい。

縄張りの認識はどんな感じなんだろう。鮎の縄張りの認識みたいな感じなのかな。生物の教科書で見たような図が浮かぶ。あの図の川の部分を道路に、石や岩の部分を電柱と置き換えれば、完璧なのでは。

犬や猫みたいにマーキングすることもあるのかな。立ちション以外の方法で。うぅーん。

テリトリーに侵入者があった場合、生きてる人間ならめちゃくちゃ驚かして、同業者なら激しいバトルをするのかな。

何でやるんだろう。ラップかな。ヒプノシ……やめよう。

貞子vs伽耶子みたいな感じかな!

縄張りを持し幽霊さんたちは、あのようなバトルを基本的には避けたがっているので、お互いに干渉しないようにしてるんだろうね。うーん、平和主義者。

 

落武者の幽霊。ふむ、縄文時代の格好をした幽霊も飛鳥時代の格好をした幽霊も、基本的に話を聞かない気がする。あるのだとしたら申し訳ない。でもメジャーじゃない。なぜだ。

そう、きっと、時効があるんですよ。時効というか、まぁ、制限時間?だからきっと落武者さんもいつの日か聞かないという時代がくる。今の所400年以上のキャリアがありますね。あとどのくらいなんでしょう。存分に活躍していただきたいです。

 

ない話を考えれば尽きないです。きっと世の中に同じようなこと考えてる人やもっと面白くてすごいない話を考えてる人もいるんだろうなぁ。是非お話ししてみたいです。オチはないまま終わります。